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【JA-gpt-howto-101】ChatGPTの使い方やできること

JA

ChatGPTとは?使い方や始め方、日本語対応アプリでできることも紹介!

ChatGPTは、高度なAI技術によって、人間のように自然な会話ができるAIチャットサービスです。2022年11月に公開され、たちまち無料で利用できる革新的なサービスとして注目を集め、生成した文章の見事さや人間味のある回答がSNSなどで大きな話題となりました。

その後、勢いを増したサービスは、リリース後わずか2か月でユーザー数1億人を突破し、2023年に入ると米Microsoftが開発元のOpenAIに対して100億ドルを投資することが報じられるなど、機能面だけでなく成長性でも注目されています。

また、2023年3月には、より性能が向上した「GPT-4」がリリースされ、ChatGPT Plus(有料プラン:20ドル/月)に課金したユーザーが利用できるようになりました。従来型のモデル(GPT-3、GPT3.5)に比べて出力精度が向上したことで、様々な企業・個人がChatGPT APIを活用してサービス開発を試みたり、コミュニティで活発な議論を行ったりする状況が生まれています。

さらに2023年9月25日、OpenAIがChatGPTの音声・画像認識機能を発表し、いよいよ本格的にマルチモーダルな生成AIを体験できるようになりました。画像についてのレビューやDALL-E 3を使った画像生成だけでなく、会話も楽しめるようになったChatGPTのアップデートに今後も目が離せません。

そして2024年5月14日、OpenAIが新モデル「GPT-4o」を発表しました。こちらはMacOS用のデスクトップアプリもリリースされ、MacOSユーザーにとってもより使いやすい存在になりました。機能面としても、人間との会話と同じスピードで対応可能になり、複数の声や背景にノイズが入っている場合でも会話が理解できるようになりました。

さらに、OpenAIは最新のAIモデル「o1」を2024年9月12日に発表しました。
新モデル「o1」は、複雑な学術タスクや推論において非常に高いパフォーマンスを発揮しています。

そして2025年4月現在、ChatGPTはさらに進化を遂げ、最新の「GPT-4o」モデルによって、テキスト・音声・画像を統合的に扱える真のマルチモーダルAIとして注目を集めています。
特に、スタジオジブリ風の画像生成機能がSNSで爆発的に話題となり、リリース直後には1時間で100万人以上の新規ユーザーを獲得するなど、ユーザー体験の面でも大きな進化を見せています。

  1. ChatGPT(チャットGPT)とは?
  2. ChatGPTで何ができるのか
    1. ChatGPTでできること・得意なこと
    2. ChatGPTでできないこと・苦手なこと
    3. ChatGPTの料金は無料?
      1. ChatGPTには有料プランがあるのか
      2. ChatGPTの法人契約プランについて
      3. ChatGPT Team
      4. ChatGPT Enterprise
    4. ChatGPTの欠点や使用する上での注意点
  3. ChatGPTの推論モデルo1とは?
    1. ChatGPT4oと推論モデルo1の違い
    2. さらに進化した最新のo1 Pro modeとは?
  4. ChatGPTの始め方
    1. PCでChatGPTを始める方法
  5. ChatGPTの使い方:非常にシンプル!
    1. PCでのChatGPTの使い方
    2. スマホアプリでのChatGPTの使い方
  6. ChatGPTをカスタマイズできるGPTsという機能について
    1. GPTsの活用事例
      1. 独自のChatGPTチャットボット作成
      2. 開発ツールの共有
      3. プログラミングコードの説明
    2. GPTsの料金
  7. 実際にChatGPTを使ってみた
    1. お堅いChatGPTに、適当な返事をさせてみる!
    2. しりとりでChatGPTに勝ちたい!
    3. 文章作成から未来予測まで、ChatGPTに色々試してみた!
  8. ChatGPTを仕事で使うおすすめの使い方
    1. 1. 要約機能の活用
    2. 2. 高精度な翻訳機能
    3. 3. アイデア出し
    4. 4. エクセルやスプレッドシートの関数作成
    5. 5. プログラミングサポート
  9. ChatGPTに画像認識・音声応答の新機能が登場
    1. 画像認識
    2. 音声応答
  10. ChatGPTの画像認識機能を実際に試してみた!【PC・スマホ対応】
  11. ChatGPTの音声認識機能を使ってみた!【スマホアプリ対応】
  12. まとめ
  13. よくある質問
    1. ChatGPTの概要は?
    2. ChatGPTは誰が作りましたか?
    3. ChatGPTは無料ですか?
    4. ChatGPTはどうやって使いますか?
    5. ChatGPTのGPTとはなんのことですか?
    6. ChatGPT とは何の略?

ChatGPT(チャットGPT)とは?


ChatGPT(チャットGPT)とは、ユーザーが入力した質問に対して、まるで人間のように自然な対話形式でAIが答えるチャットサービスです。2022年11月に公開されて以来、回答精度の高さが話題となり、利用者が急増しています。イーロン・マスク氏をはじめとした実業家たちが出資している人工知能の研究開発機関「OpenAI」により開発されました。

ChatGPTは、小説の自動生成やゲームでの会話を生成する用途で開発された、「GPT」という言語モデルがベースになっています。GPTは、与えられたテキストの指示に対して自然言語を生成するAIで、インターネット上にある膨大な情報を学習し、複雑な語彙・表現も理解できるのが特徴です。また、2023年9月にはChatGPTの音声・画像認識機能を発表しています。特に画像に関しては画像生成AI「DALL・E3」と統合することで、テキストだけでなく画像の生成も可能になりました。

さらに、過去の会話内容に誤りがあった場合はユーザーが訂正できるなど、より自然な会話に近づくための機能も搭載されています。現在も改良が加えられており、2023年2月にはChatGPT-3.5がリリースされ、翌月2023年3月にはChatGPT-4、11月にはGPT-4 Turboを発表しています。

ChatGPTで何ができるのか

ChatGPTは、インターネット上に存在する過去の情報を学習しています。そのため、歴史的な出来事やプログラミング、数学などの知識が回答できます。小説の続きや台本の作成といった文章生成や、テキストの要約・翻訳も可能です。そのほか、インターネット検索で調べられる内容全般について回答できます。そんなChatGPTにもできない(苦手なこと)もあるのでこちらで紹介します。

ChatGPTでできること・得意なこと

まずはChatGPTでできることの一例をリストで紹介します。

  • 日常会話
  • テキスト翻訳
  • 文章の要約
  • テキストやコードの添削
  • メール文作成
  • 企画書作成
  • プレゼン資料のひな形作成
  • プログラミング(マクロ、Python等のコード生成)
  • 表作成(関数作成)
  • 炎上リスクの判断

ChatGPTでできないこと・苦手なこと

次にChatGPTができないこと(苦手なこと)の一例も紹介します。検索用途で利用したい場合はWebサイト最新情報の参照が可能なMicrosoftのBing AIの利用がおすすめです。

  • 正確な事実のリサーチ
  • 正確な演算
  • URLの参照
  • 直近のできごとに関する質問への回答
  • デジタル化されていないアナログ情報

ChatGPTの料金は無料?

ChatGPTはメールアドレス登録のみで無料利用できます。登録に必要な情報はメールアドレスのみで、誰でも手軽に利用することができます。

ChatGPTには有料プランがあるのか

ChatGPTには「ChatGPT Plus」というプラン名で有料プランがあり、利用環境によって月額料金が異なります。

プラットフォーム プラン 料金 機能
Web版 ChatGPT 無料 基本的なチャット機能(モデル:GPT-3.5-turbo)
Web版 ChatGPT Plus $20/月 優先的なアクセス、高速で高精度のチャット機能(モデル:GPT-4)、Bing検索を踏まえた回答、拡張機能(プラグイン)の利用
Web版 ChatGPT Pro $200/月 最高性能の推論モデルo1 pro modeを搭載、OpenAI o1、o1-mini、GPT-4o、Advanced Voiceなどに無制限でアクセス
アプリ版 ChatGPT 無料 基本的なチャット機能(モデル:GPT-3.5-turbo)、モバイル対応
アプリ版 ChatGPT Plus ¥3000/月 優先的なアクセス、高速で高精度のチャット機能(モデル:GPT-4)、モバイル対応、Bing検索を踏まえた回答

有料プランでは無料以上の機能を備えており、無料が混雑している時にも快適な応答を得られるなど、様々な優先機能が利用できます。

ChatGPTの法人契約プランについて

OpenAIが提供するChatGPT法人プランには、中小企業向けの「ChatGPT Team」と大企業向けの「ChatGPT Enterprise」があります。これらのプランは、業務効率の向上とセキュリティの強化を目的とし、企業のニーズに応じた機能を提供しています。以下に、それぞれのプランの特徴と料金について詳しく説明します。

ChatGPT Team

ChatGPT Teamプランは、中小企業やチーム向けに設計されたプランです。業務効率を向上させ、チーム内のコラボレーションを強化するためのツールとサポートを提供しています。

料金

  • 月額30ドル(約4,700円)
  • 1年プラン月額25ドル(約3,900円)
特徴 内容
高度なセキュリティとプライバシー SOC 2認証に準拠し、データ暗号化、アクセス制御、セキュリティ監査などの機能を提供
チーム管理機能 ユーザー管理が容易で、シングルサインオン(SSO)対応によりセキュリティを強化
無制限のメッセージ履歴 チーム全体で無制限のメッセージ履歴を利用でき、過去のやり取りを簡単に検索・参照可能
専用のサポート 優先サポートが提供され、技術的な問題や質問に迅速に対応
高度なAPIアクセス 業務ツールやシステムとの統合をサポートし、カスタムインテグレーションが可能

 

メリット 内容
業務効率の向上 AIによる自動化とデータ分析で、業務の効率が大幅に向上
コラボレーションの強化 チーム全員が同じプラットフォームを利用し、情報共有とコミュニケーションが円滑に
コスト管理 定額料金によって、予算内での柔軟な利用が可能。無制限のメッセージ履歴やAPIのアクセスでコストパフォーマンスが高い
セキュリティの強化 企業レベルのセキュリティ対策で、チームのデータを安全に保護

ChatGPT Enterprise

ChatGPT Enterpriseプランは、2023年8月29日に提供開始された大企業向けの公式法人プランです。ビジネスニーズに応じた強化されたセキュリティ、スケーラビリティ、パフォーマンスを提供します。

料金

  • カスタマイズ(OpenAIに問い合わせが必要)
特徴 内容
利用に制限がない 無制限の使用量と高速アクセスが保証されます
長文入力が可能 3万2000トークンの長文入力に対応し、複雑な指示や詳細な質問を扱えます
データ解析の強化 管理画面の提供など、企業のニーズに合わせた多くの特典があります
データの安全性 企業データはChatGPTの学習に使用されず、データ安全性とプライバシーが確保されています

 

メリット 内容
業務効率の向上 高性能なAIによる自動化とデータ分析で、業務プロセスの効率化が実現
コスト削減 無制限の使用量で、予算の範囲内で柔軟にサービスを利用可能
セキュリティの強化 企業レベルのセキュリティ対策で、データの安全性を確保
スケーラビリティ ビジネスの成長に合わせて、サービスを柔軟に拡張可能

ChatGPTの法人プランは、それぞれの企業規模や利用目的に応じた最適なソリューションを提供します。具体的な料金や導入方法については、OpenAIの公式ウェブサイトや営業チームにお問い合わせください。

ChatGPTの欠点や使用する上での注意点

ChatGPTでは、人間が書く文章と遜色ないレベルで文章を生成することが可能です。

しかし、もととなる情報は「過去にインターネット上に存在した情報であること」さらに「事実かどうかよりも単語の出現頻度や相互関係を考慮して文章を作成すること」などから、正確ではない回答を返す可能性があります。

学習するデータには最新の情報が含まれないため、直近の出来事に関する質問に回答することも苦手です。

また、与えられたテキストの意図を完璧に理解できず、期待した回答とは異なる回答を行う時もあります。

リリースから幾分時間が経過し、生成される文章の精度や、倫理的な問題をクリアした文章の生成など、克服しつつある課題もありますが、未だ完璧に信用してよいツールではありません。生成された文章は鵜呑みにせず、自身で内容の真偽を確認することが重要です。

ChatGPTの推論モデルo1とは?

OpenAIは、最新のAIモデル「o1」を2024年9月12日に発表しました。新モデル「o1」は、複雑な学術タスクや推論において非常に高いパフォーマンスを発揮しています。

ChatGPT4oと推論モデルo1の違い

ChatGPTとOpenAI o1は、思考プロセス、専門性、利用目的において顕著な違いが見られます。

従来のChatGPTは、即時的な応答と自然な対話を重視し、幅広い知識を活用した汎用的なコミュニケーションを得意としています。日常的な会話から創造的な文章作成まで、多様なタスクに対応できる柔軟性を持っています。特に一般ユーザーとの対話や、ビジネスコミュニケーション、コンテンツ作成の支援ツールとして高い評価を得ています。

一方、OpenAI o1は、より深い思考プロセスと専門的な問題解決に特化しています。数十秒の思考時間を取り、複数のステップで論理的に推論を進める特徴があります。特に理数系分野において博士課程レベルの能力を発揮し、数学やプログラミングの複雑な問題解決、科学的データ分析において優れた性能を示します。

 

さらに進化した最新のo1 Pro modeとは?

o1 Pro Modeは、OpenAIが2024年12月に発表したChatGPTの最新モデルで、特に高度な計算能力と精度を求めるプロフェッショナル向けに設計されています。従来のo1モデルより、複雑な問題解決や深い思考を必要とするタスクにおいて、より優れたパフォーマンスを発揮します。

特にデータサイエンスやプログラミングなどの分野で、正確かつ信頼性の高い回答を生成することができます。

 

ChatGPTの始め方

 

PCでChatGPTを始める方法

ChatGPTをPCから利用する際にインストールなどの複雑な手続きは必要ありません。

公式サイトからアカウントを登録した後、質問を入力するだけで無料で利用できます。アカウント作成の手順は以下の通りです。

(1)下記のChatGPT公式サイトにアクセスし、「TRY CHATGPT」からログイン画面に移行します。

URL:https://openai.com/blog/chatgpt/

(2)アカウントがない場合は「Sign up」を、ある場合は「Log in」を押します。初めての場合、「Sign up」から進めていきます。

(3)登録にはメールアドレスかGoogle/Microsoftアカウントが使用できます。メールアドレスで登録する場合は、8文字以上のパスワードの設定が求められます。のちほど電話番号の入力が必要となるため、Google/Microsoftアカウントと連携する場合は、紐づけられても支障のないアカウントでの登録をおすすめします。

(4)登録したアドレスにOpenAIからメールが届くので、メール本文の「Verify email address」から登録画面に移行します。名前と電話番号を登録すると、6桁の認証コードが記されたショートメールが送られてくるため、そちらを入力して完了です。

アカウントが作成できたら、試しに画面下の枠内に質問したい内容を入力し、送信してみましょう。ここではスマホ版を例にとり、東京の有名な観光地について質問してみたいと思います。

質問の答えが生成され、ChatGPTからは5か所も観光地を教えてくれました。観光地の名前だけでなく、ちょっとした説明があるのもいいですね。

このようにChatGPTは簡単に始められるので、ぜひ試してみてください。

ChatGPTの使い方:非常にシンプル!

PCでのChatGPTの使い方

使い方は、下の枠内(矢印の部分)に好きに文を入力するだけなので非常に簡単です。

日本語で入力すると、自動的に日本語で返答が来ます。オレンジアイコンが編集部の書いた文、緑アイコンがChatGPTの応答文です。

質問以外にも、

このような何気ない一言にもちゃんと応答してくれます。

また、文字入力後にぱっと画面が切り替わり返答があるのではなく、人が打ち込んでいるように少しずつ文が出力されるので「思考しながら喋っている」感じがあり驚きました……!

スマホアプリでのChatGPTの使い方

ChatGPTをスマホアプリで利用する際も複雑な手続きは必要ありません。アプリDL後アカウントを登録したのち、無料ですぐに利用できます。

(1)App StoreもしくはGoogle PlayからアプリをDLする

2024年6月28日現在、iOS・Android版共に公開されております。

ChatGPTという名称を使用した類似アプリは多数あるので注意が必要です。

アカウントの登録はPC版同様となり、ログインすると以下のような画面が開きます。


(2)質問をしてみる

画面下部にテキストを打ち込む欄があるので、質問を打ち込むと回答が戻ってきます。


(3)音声入力も対応

先ほどテキストを打ち込んだ欄内にある「波マーク」をタップすると音声認識するための録音が開始されます。


録音が終わったら青背景の中央「Tap to stop recording」をタップすると録音した音声がテキストとしてチャット欄に自動入力されます。

(4)会話の管理をする

・新しい会話を開始する方法
右上にある「…」をタップすると設定一覧が開きます。

「New Chat」をタップすると新たな会話を始めることができます。


・過去の会話を確認する方法
新しい会話を開始する方法同様に右上にある「…」をタップすると表示される設定一覧から「History」を選択


これまでに行った会話一覧が表示されるので、閲覧したい会話をタップすれば確認することができます。

ChatGPTをカスタマイズできるGPTsという機能について

 

「GPTs」は、2023年11月7日(日本時間)に開催されたOpenAI社のカンファレンス「OpenAI DevDay」にて発表されたChatGPTの新機能です。特定の目的に合わせてGPTをカスタマイズできる機能で、自然言語を入力するだけでノーコードでChatGPT搭載のシステムを開発できます。

プログラミングの知識が不要なため、エンジニアが不在でもChatGPT上で手軽にアプリケーション開発が可能です。

 

GPTsの活用事例

 

ChatGPTの拡張機能である「GPTs」を使えば、特別なコーディング技術がなくても誰でもAIツールを開発できるようになります。すでにインターネット上には多彩な活用事例が公開されており、その可能性はどんどん広がっています。ここでは代表的な事例をいくつか紹介します。

 

独自のChatGPTチャットボット作成

 

GPTsのメイン機能といえるのが、ノーコードでChatGPTをカスタマイズできる点です。自然言語の指示だけで、教育用や顧客対応用など、目的に合わせたチャットボットを簡単に作成できます。

 

開発ツールの共有

 

GPTsで開発したツールは他のユーザーと簡単に共有できるため、社内の部署やチーム内で共有すれば業務効率化につながります。GPTsでは、公開範囲を選択する機能が備わっており、「Only me(自分のみ)」「Only people with a link(リンクを知っている人のみ)」「Public(一般公開)」の選択肢から選べます。

 

プログラミングコードの説明

 

プログラミングコードの意味や不明点を丁寧に解説してもらうことが可能です。コードの知識を解説してもらうGPTsを作成すれば、プロンプトにコードを入力し、知りたいことや不明点を質問するだけで、自動で説明内容をアウトプットしてくれます。

 

GPTsの料金

 

「GPTs」は、ChatGPTの有料プラン「ChatGPT Plus」または企業向け「ChatGPT Enterprise」のユーザー向けに公開されています。GPTsを使うために別途料金を支払う必要はありませんが、ChatGPTの無料版では利用できないため注意が必要です。

OpenAI社の発表後、随時ユーザーごとに公開されており、ツールが有効化されるとChatGPTの画面上に「Explore」というメニューが追加されています。

GPTsについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

 

実際にChatGPTを使ってみた

ここからは実際に、ChatGPTを使っていろいろ試してみましょう。ChatGPTをChromeの拡張機能で使う方法もあります。

 

お堅いChatGPTに、適当な返事をさせてみる!

 

まずはこれ。「ChatGPTに『知らんけど』を教えたら早速使ったwww」と、Twitterで話題になった内容と同じことを試してみました。

 

 

教える前と後での比較もしてみたいので、まずはそのまま質問してみた結果がこちら。

お堅い返答です。どう転んでも「知らんけど」なんて言いそうにない雰囲気です。

では、「今から質問をしていきますが、少しでも曖昧だなと感じたことについては、文末に「知らんけど」をつけてください。」と使い方を教えてみます。

果たしてちゃんと答えてくれるのでしょうか?

ちゃんと言ってくれました!急に親しみやすい雰囲気になりました、凄い……!

ちなみに、何回か同じ質問を繰り返してみたところ、毎回同じではなく、少しずつ異なる内容が返されてきました。つまり定型文を返しているのではなく、質問をされる都度、内容を理解して適切な回答を生成しているということです。本当に人間と話している感覚になりますね。

 

しりとりでChatGPTに勝ちたい!

 

人間のように会話を続けてくれることから、ChatGPTとしりとりをして楽しむ人もいるようです。しかし、ルールを直感的に理解できている人間と異なり、AIにとってしりとりはなかなかハードルが高い模様。

 

 

Twitterでは「AIに””勝利””してしまった」というツイートが話題になっていたため、同じようにChatGPTにしりとり勝負を挑んでみました。

 

 

ん!?急にくだけた感じで接してきた!?

原因は分かりませんが、先ほどまでとはがらっと返答の雰囲気が変わりました。ただ、ツイートにもあったようにChatGPTが自身で「リンゴ→ゴリラ」まで進めてしまう流れは同じようです。

 

 

まるでChatGPTをいじめているかのような返答になってしまいました、ごめんなさい……。

しかし、ここでひとつ大きな問題が。元のツイートでは「ごりらではなく、どんな単語でも構いません。続けてください」と返答があったのに対し、今回はそれに当たる部分が丸々なくなっています。

ただ、それ以外の部分はほとんど同じ流れです。気を取り直して、「ゴリラ」と返信してみます!

ツイート元のようにエラーになるのでしょうか?それとも普通に返答が返ってくるのでしょうか?果たして!?

 

 

……どういうこと??

また2つワードを出力してるうえ、「ゴリラ」→「ロビン」→「ナツメグ」という何の脈絡もないワードを続けていることから、いよいよしりとりのルールが分かっていない説が濃厚になってきました。エラーが出るかちゃんと返ってくるかの二択だと思っていましたが、まさかの結果に。

ツイート元とは大きく違う結果となりましたが、面白いので続けてみました。

 

 

難解すぎる。「グミ」→「マンゴー」へとつながるとは思いませんでした。

ちなみにその後、しりとりになっていない旨を伝えたところ、また「リンゴ」からのループになりました。もしかしたらこの後は普通にしりとりができるのかもしれませんが、一旦検証はここで終了です!

 

今回の検証では、元のツイートと異なる結果となりました。リリース後から今までの間に修正が入った可能性はありますね。

ただ、しりとりというシンプルなルールのゲームを理解できていないのは意外でした。もしかするとChatGPTなりのギャグのつもりなのかもしれません……。

 

文章作成から未来予測まで、ChatGPTに色々試してみた!

 

さて、適当な返事をさせたり、しりとりをしてみたりと、今までChatGPTの能力をいろいろ試してきました。ここからは実用的な使い方として、メールマガジンの文章作成やAIの将来予測、ついでにおいしいランチのお店まで質問してみたいと思います!

まずは実用的な使い道として、メールマガジンの文章を考えてもらいました。

 

 

たった一文入れただけなのに、これだけの文章が生成されました!!

タイトルも考えてくれたうえ、本文も多少調整したらそのまま使えるクオリティで驚きました。簡単な文章や骨子の作成程度ならこれで十分では?と思えるくらい高精度です。

もちろん、実際に文章として使用する前には内容の真偽を確認する必要がありますが、人間が文章を作成する際のサポートとして活躍が期待できますね。

次に、これからどのようなAIが流行るのか、聞いてみました。ChatGPTは2021年までのデータベースに基づいて動作しているため、それ以降の情報は知りません。一体どのような未来を想像してくれるのでしょうか…?

 

 

ChatGPTによると、個人に合わせてカスタマイズされたAIが流行り、自然でスムーズな応対ができるAIが普及していくそうです。確かに!と思う部分が多く、感心しました。また、質問への応答に加えて今後の懸念事項にまで言及しています。本当に人と話しているかのような返答ですね。

最後に、アイスマイリーの所在地である、恵比寿のおいしいランチを聞いてみました。果たしてAIはどのようなチョイスをしてくれるのでしょうか?

 

 

凄い!!5個も!これでランチ選びに悩むことが減りますね!

……と思っていたのですが、まさかの5つとも架空の店舗でした……。あまりにもスムーズに出力されたのでびっくりです。どれも本当にありそうな店名で、そこもまた賢さなのかもしれません。

ChatGPTの機能を活用したいという方はプロンプトを使用した内容の記事をご覧ください。

こちらを活用すると回答の精度を向上させることができます。

ChatGPTを仕事で使うおすすめの使い方 ChatGPTは、業務効率を向上させ、生産性を高めるための強力なツールです。以下に、仕事でChatGPTを最大限に活用するための具体的な方法を紹介します。

 

ChatGPTを仕事で使うおすすめの使い方

 

ChatGPTは、業務効率を向上させ、生産性を高めるための強力なツールです。以下に、仕事でChatGPTを最大限に活用するための具体的な方法を紹介します。

 

1. 要約機能の活用

 

ChatGPTは、大量のテキストを短時間で要約する能力に優れています。例えば、長いレポート、学術論文、会議の議事録などを簡潔にまとめ、重要なポイントを抽出することで、時間を大幅に節約できます。

 

2. 高精度な翻訳機能

 

ChatGPTの多言語対応機能を活用すれば、正確かつ迅速な翻訳が可能です。ビジネスメールや公式文書の翻訳はもちろん、海外のクライアントとのコミュニケーションを円滑に進めることができます。

 

3. アイデア出し

 

ChatGPTは、ブレインストーミングの際に新しい視点や独創的なアイデアを提供します。新製品の開発、マーケティング戦略の立案、問題解決のための新しいアプローチなど、多岐にわたるアイデアを引き出すことができます。

 

4. エクセルやスプレッドシートの関数作成

 

ChatGPTは、エクセルやスプレッドシートの複雑な関数作成を迅速かつ正確に行います。データ分析、売上予測、業務の自動化など、さまざまな用途に応じた関数を生成し、データ処理の効率を向上させます。

 

5. プログラミングサポート

 

ChatGPTは、プログラミングのサポートにおいても非常に有用です。特定のタスクを実行するためのコードを生成したり、既存のコードのバグを修正する提案を行ったりします。初心者からプロフェッショナルまで、あらゆるレベルのプログラマーがChatGPTを利用して生産性を向上させることができます。

 

ChatGPTに画像認識・音声応答の新機能が登場

OpenAIが2023年9月25日、「ChatGPT」へ画像認識と音声応答機能の実装を発表しました。

次項より各機能を簡単に紹介します。

 

画像認識

 

自転車のサドルを低くするために画像認識機能を使った一連の流れがOpenAIの公式twitter上の動画で解説されていました。

 

 

~動画の流れ~

 

自身:自転車画像と”サドルの高さを低くしたい”というテキストを送信
ChatGPT:下げる方法を5項目に分けて回答

→ChatGPTはサドルを下げる内容の他、クイックリリースレバーとボルトタイプどちらかで下げる必要があると認識している

自身:ズームしたサドル画像に丸印をつけ、質問を送信
ChatGPT:サドル下げに必要な道具とその方法とを回答

→画像が拡大されたことでサドルがボルトタイプであると認識している

自身:説明書と工具箱の画像と共に”下げるのに必要な道具があるか?”という質問を送信
ChatGPT:詳細な道具の内容まで添えて、工具箱の中に必要な道具があると回答

→工具箱と説明書の組み合わせを認識し、工具の選定(名前)とその説明を回答

というように最後は無事サドルが下がり、このユーザーはお礼の意をChatGPTに送信しますが、実に謙虚な感じの回答が返ってきています。

気になる方は最後まで見てみてください。

 

音声応答

 

自身で発話した内容を文字起こしAIの「Whisper」が認識し、発言内容に対して音声応答してくれます。

こちらもOpenAIの公式twitter上で紹介されていました。

 

 

音声が日本語であっても問題なく動作します。

日本語だとやや不自然な発音があるものの、理解できるレベルの発音となっており性能の高さを感じました。

 

ChatGPTの画像認識機能を実際に試してみた!【PC・スマホ対応】

 

OpenAI社から、2023年9月25日(現地時間)、ChatGPTの画像認識機能が一般提供されたため、早速使ってみたいと思います。

まずはChatGPTを「GPT-4」「Default」に設定します。

 

 

次に画像の左下にある画像イメージを表すアイコンを選択します。

 

 

任意の画像をアップロードでき、アップロードした画像に対してさまざまなプロンプト(指示)を送ることができます。今回は事前に作成した画像をアップロードし、「画像から読み取れること」を聞いてみました。

 

 

10秒も経たないうちに、画像から読み取れることを詳細に書き出してくれました。我々には意味不明に見えた文字も、ChatGPTから見れば「ぼく魔法ロボ」という文字に読み取れるのでしょうか。「AIだけに理解できる言語体系」なんてものがもし存在すれば、とても興味深い回答になりますね。

 

ChatGPTの音声認識機能を使ってみた!【スマホアプリ対応】

 

次にChatGPTの音声認識機能も使ってみました。ChatGPTの音声認識機能は、2024年6月28日現在スマホアプリのみで提供しており、ChatGPT Plusの有料プランで試すことができます。

音声認識には「Whisper」を使用しているため、会話の品質にはかなり期待できます。

ChatGPTの音声認識機能は、スマートフォンアプリを開き、画面右下のヘッドフォンアイコンを選択することで利用できます。アイコンを選択すると「Choose a voice」というボタンが出てくるので、好きな声質を選択します。

声質は全部で5つあり、「Ember」「Juniper」「Breeze」「Cove」「Sky」から選択できます。声質は後から変更も可能で、「Settings」から「SPEECH」に進み「Voice」を選択することで変更できます。

早速問いかけを行うと、ChatGPTが回答を考えてくれました。

 

 

今回は、試しに「生成AIの未来について」を尋ねてみることにしました。ChatGPTとの会話内容は、以下の画像のように文字起こしされるため、テキストで振り返ることができます。

 

 

生成AIと実際に会話ができる日が本当に来てしまいましたね。会話内容はテキストに残るため、アイデア出し・壁打ちなどに最適です。

 

まとめ

 

ChatGPTは、膨大な量の情報を学習し、人間のように自然な対話ができるAIチャットサービスです。今回は、色々楽しい会話が楽しめたことも含めて、ChatGPTの魅力を中心に紹介しました。

しかし、よい面ばかりではなく解決すべき課題もあります。たとえば、アメリカでは学習への悪影響を考慮し、ニューヨーク市教育局が学校内からのChatGPTへのアクセスを禁止しました。

さらにChatGPTは、人々の行動やビジネスモデルを大きく変える可能性があります。チャット形式で質問し、知りたい情報を得られるサービスが普及することで、従来のような検索エンジンを利用する人が減少すると予測されています。

近い将来、検索を取り巻く環境や広告をはじめとしたビジネス環境は、大きく様変わりしている可能性があります。今から情報収集を行い、変化を見逃さないようにしたいものです。

 

よくある質問

ChatGPTの概要は?

 

ChatGPT(チャットGPT)とは、ユーザーが入力した質問に対して、まるで人間のように自然な対話形式でAIが答えるチャットサービスです。2022年11月に公開されてから、回答精度の高さが話題となり、利用者が増加しています。イーロン・マスク氏をはじめとした実業家達が出資している人工知能の研究開発機関「OpenAI」により開発されました。

 

ChatGPTは誰が作りましたか?

 

イーロン・マスク氏をはじめとした実業家達が出資している人工知能の研究開発機関「OpenAI」により開発されました。米Microsoftが開発元のOpenAIに対して100億ドルを投資することが報じられるなど、機能面だけでなく成長性でも注目されています。

 

ChatGPTは無料ですか?

 

ChatGPTを利用するには、基本的に無料です。無料で利用できる革新的なサービスとして注目を集め勢いを増したChatGPTは、リリース後わずか2か月でユーザー数1億人を突破しました。2023年3月には、より性能が向上した「GPT-4」がリリースされ、ChatGPT Plus(有料プラン:20ドル/月)に課金したユーザーが利用できるようになりました。従来型のモデル(GPT-3、GPT3.5)に比べて出力精度が向上したことで、様々な企業・個人がChatGPT APIを活用してサービス開発を試みたり、コミュニティで活発な議論を行ったりする状況が生まれています。

 

ChatGPTはどうやって使いますか?

 

ChatGPTの使い方は非常にシンプル! 公式サイトからログインして、枠内に好きな文章を入力して送信するだけ! 非常に簡単です。 日本語で入力すると、自動的に日本語で返答が来ます。

 

ChatGPTのGPTとはなんのことですか?

 

GPTとはGenerative Pretrained Transformerの略であり、OpenAIが開発した1.1億パラメータを使用している大規模言語モデルです。

 

ChatGPT とは何の略?

 

ChatGPT(チャットGPT)はChat Generative Pre-trained Transformer(文章生成モデル)の略称です。イーロン・マスク氏をはじめとした実業家達が出資している人工知能の研究開発機関「OpenAI」により開発されました。

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